太宰治という男
どうも。平日の昼間から映画に出向く暇学生やってます。霹野れき。です。
今回は『人間失格~太宰治と三人の女たち~』を見てきました。自分の地域は明日で公開が終了するので慌てて見に行きました。
実を言うと、私太宰治の作品をほとんど読んだことがないんですよね。人間失格とか、斜陽とか、作品のタイトルは知っているけど内容は知らないんですよね。いやぁ作家志望なのに。
でも、これを機に読みたいと思いました。
いやむしろこの映画を見る前に知りたかった!!!
作品だけじゃないです。太宰治という男を。そのまわりの交友関係を。遍歴を。生涯を。生き様を。
そうだったらもっとあの映画を楽しめたんじゃないかなぁって思います。惜しいことしましたね。今からでも見ようかなぁって思ってます。
ネタバレはしないようにざっくりとあらすじを言うと太宰治の嫁と不倫相手二人の三角錐みたいな痴情のもつれを130分お届けされるというものです。メインは不倫と人間失格です。太宰という男がどのように原稿に取り掛かるのか、というのと太宰がいかに女ッたらしなのかがわかる映画でした。
創作をちょっとでもかじってるとどうも演出とかの方に目が行ってしまうお年頃。やっぱり邦画は洋画にない静かな雰囲気とほの暗い絵面が味を出してますね。
それにしても女優陣!色っぽかったなぁ~~!宮沢りえさん、めちゃめちゃカッコよくて素敵でした。それからぽろっと文豪たちが出てくるのも面白かったですね。三島由紀夫とか、坂口安吾とか。作家陣と絡んでいるところを見ると太宰も人の子なんだなぁとほっとしたりしなかったり。
太宰治といえば、その時代を代表する日本の大文豪ですもんね。
大文豪の生き様。いやぁ破天荒ですわ。マジで。令和の世の中で彼が生きてたらもう世の中(というよりも東京)がしっちゃかめっちゃかになりそうですね。性に奔放だし、締め切りは破るし、酒、タバコ、薬、自殺未遂……。
あれ?私やん……?
いや、違うんですけどね。後半三つはやったことないです。一番最初もないです。
でもちょっっっとだけ、ほんと、一ミリくらいは気持ちがわかるんですよ。
新しい恋をして執筆にいそしむところとか、なんとなぁく。
やっぱり原稿っていろんな経験がないと出来ないんですよ、多分。
まぁつまりは作家さんっていうのは狂人であるほどヤバい作品を生み出すんだなと。
太宰が特殊なだけかもしれないけれど……。
ということで、また原稿頑張ろうと思いましたとさ。
それでは!